これからの時代に注目されている教育概念
STEAM教育をご存知ですか?
「科学・・Science」
「技術・・Technology」
「工学・・Engineering」
「芸術・・Arts」
「数学・・Mathematics」
の5つの英単語の頭文字を組み合わせた造語で、これからのIT社会に通用していくための、人材教育概念です。この5つの学習、教育が重要視されています。
技術の急速な進歩から生まれた人工知能によって世の中の動きが大きく変化している中で生まれた教育方針です。
現在でもすでに日常生活においてITの技術、人工知能を利用する場面も多くなってきました。
ICカードの電子決済や、医療の現場では電子カルテ、レストランでお食事を運ぶロボットもIT技術により開発されています。
もっと身近なものなら、スマートフォンもそうですね。
だんだんとIT技術が日常生活に浸透して行く世の中で必要な教育となるSTEAM教育。
その中のARTs=芸術の面では「美術」に限らず、幅広くダンスや演劇、写真などの分野も含まれ、その中でも「音楽」の学習は注目を浴び推奨されるもののひとつです。
STEAM教育の理数系の学びの中に芸術的分野は必要なのかな?
と思いませんか?
実はとても重要なんです。
キーワードとなるのは「創造力」です。
芸術の学びの中で自由な発想力や想像力を育み、自らの表現を加えて作り上げていくことで「創造力」を育てることが出来ます。
自分のイメージや考えを言語化して、それを表現し伝える力が今後重要とされています。
これまでの教育では、模範的な回答があり「ひとつの問題に対して答えはひとつ」の教育でした。
しかし社会に出てみると答えは必ずしもひとつとは限らないものです。
そこで問題解決のために様々な視点から問題を見つめ、相手の意見を認め受け止めながら解決に導いていく能力が必要になります。