1歳から2歳にかけて自我が発達し、3歳ごろにはその自我がより強いものになります。
そうなると訪れるのが「反抗期」
脈絡もなくなんでもかんでも「イヤ!」と拒否したり、わざと困らせるようなことをしているように見える時も・・
その一方で、相手の気持ちを理解して優しい言動が見られることもあり、大きく成長している時期なんだと感じられることもありますね。
このような時期の子供の行動の深層心理や、大人の対応の仕方というのは様々、ネットや本の中にもケース別にたくさんの情報があります。
今回はレッスンでも取り入れている行動で、子供がやる気になれる方法を一つご紹介します♪
それは、「一緒にやってみよう!」と誘うことです。
普段の子供達は周りの大人から
「〇〇しなさい!」
と対面する形で指示をされたり、叱られることが多々あります。
大人から子供に教える時には必要な姿勢であり、子供もそこから様々なことを学びます。
そこに強い「自我」が芽生えてくると、自分の思い通りにもしたくなるのが子供の素直な気持ち。
社会のルールとしてNGなことはハッキリと分かりやすく説明し「ダメなんだ」ということをわかってもらう必要がありますが、それ以外でのことなら、
時に対面ではなく同じ方向を向いて物事を進めるのも子供が喜ぶ一つのやり方です。
それが「一緒にやってみよう!」です。
レッスンでも講師から一方的に問題を投げかけて答えさせたり、子供1人に歌や動きなど何かをしてもらうことばかりのレッスンより、
「先生と一緒にやってみようよ!」の声かけで一緒に取り組むパターンの多いレッスンの方がスムーズに受け入れてくれることが多々あります。
先日は、手でパクパクひよこさんの手の形を作ってパクっと小さなスポンジを掴んでお皿に入れるということをしましたが、1人でさせるよりも講師も一緒にお手本を兼ねて交じり、ひよこさん同士の会話をするように進めると子供達はとっても楽しそうでした。
普段の生活の中でも、一緒にやってみよう!と誘うと素直に受け入れてくれる時があります。
例えば、
お友達に一緒に「貸して」っていってみようよ
「ごめんね」って一緒に謝ろうねと声かけしてみましょう。
正しい行動は、子供にとって言葉で聞くだけでは難しいです。
レッスンも同じく口頭だけでの説明では理解は難しいため、お手本は必須でさらに一緒に楽しむことが学びにつながります。
実際に一緒にやってみることを繰り返して、子供はお手本を見ながら少しずつ正しいことや、学んだことを身につけていきます。
忙しい大人にとっては面倒だと思うかもしれませんが、根気よく繰り返し付き合うことが大切です。