ここ数年で注目され度々聞くようになった「非認知能力」という言葉。
どのようなことかというと・・
IQや偏差値のような数値で測れる知的な学力、能力ではなく目には見えない
生きる土台となる力や、粘り強く取り組める能力、生涯にわたって学びを支えていく力、すなわち集中力や計画性などと言われています。
それって性格なのでは?と思う方もいると思いますが、非認知能力は脳が柔軟で急速に発達する幼児期に育てることができる能力だと言われているのです。
文部科学省による「幼稚園教育要領」の中にも非認知能力の育成の重要性について触れられています。
ここ数年で特に注目されるようになった背景にはノーベル経済学賞を受賞したジェームス・ヘックマンさんという方の検証実験や研究があります。
「幼児期に非認知能力を高める教育や関わりがあった子供の方が、将来収入が高かったり、社会的に活躍する可能性が高い」
ということが分かり、日本においても重視されるようになりました。
非認知能力として高めたいのは例えばこのような能力です
「感じる」
「気付く力
「集中する力」
「考える力」
「やり抜く力」
どれみフレンズレッスンや音楽系レッスンの内容でも非認知能力が育つと考えられます。
・講師が求めたことに対して自ら考えて答えを出し、行動に移していきます
・発表会などのイベントに向けて課題を計画的に完成させていきます。そしてやり遂げた時には達成感を味わうことができます
・レッスン外での個人練習では、次のレッスン受講までにどの部分をどのように練習するか等をアドバイスをもとに考えて計画的に練習をします。
・音楽は心を動かします。日常的に音楽に触れることで自身の心との対話の中で音楽による感情に気づいたり、心で感じる力が養われていきます。
・ピアノ演奏をしている時、脳からの指令によって指先を繊細にコントロールして動かし、体の動きも連動し、耳では聞こえてくる音に深く集中している状態となっています。
目に見えないからこそ「意味があるのかな?」と思うこともあるかもしれません。しかし実は、表面には見えていないけれど土に埋まっている草木の根っこのようにグングンと伸びているのが非認知能力です。
草木で例えるなら、お水や栄養を地上から与えるのと同じように幼児期に非認知能力が育つ体験をたくさんさせてあげたいですね♪