子供が頑張ったことや感心する行動をとった時にはたくさん褒めてあげたいですね、
「すごいね!よくできたね!」
と声をかけることはよくあると思います。
しかし、子供が頑張っているのは理解しているけど後一歩・・アドバイスが必要だなというときはどのように褒めていますか?
親子関係だとマイナス面ばかりに目がいってしまい褒めるどころか厳しく指摘してしまうこともあるのではないでしょうか。
多くの人にとってよくある日常の一コマですがそれが常態化してしまうと子供は萎縮してしまったり、自信を失い、やる気まで失うことになるかもしれません。
ピアノを上達させるには生徒さん本人のやる気や向上心がとても大切で、その心を育てるのは先生からの声かけ一つでも大きく変わります。
「とてもよく弾けているね!」
の褒め言葉にプラスして
どんなところが、どのように・・を具体的につけ加えると、
「とてもよく弾けているね!先週はここを苦戦していたのがスラスラ弾けるようになっているね!」
と、このような声かけになり、どんなところが良いのかをあなたのことを見ていたよ!向き合っているよ!というアピールにもなります。
しかし演奏としてはそれが完成形ではない場合
「もっと良くなるよ!〇〇をこう弾いてみよう!」
と伝えています。
この言葉は出来ていないところを指摘しているというより、ポジティブに今でも素晴らしいのにさらに良くなる方法としてアドバイスしているのがポイントです♪
子供の心の中で
「今でもすごいと言われてるのに、もっとすごいことが出来ちゃうかもしれない!」
と思ってもらえるような声かけがねらいです。
そして時には、
良い、悪いという視点ではなく演奏を聴いて感じた素直な感想を述べてあげるのも子供にとっては褒められた感覚に近いものだと思います。
「先生はあなたの演奏を聴いて、誰かが行進しているようなイメージをしていたよ」
「可愛らしい音だね、小鳥が鳴いてるみたいに聴こえたよ」
このように伝えると、今度は自分自身で音を心の中で観察するようになります。
褒め方一つで受け取る子供の心は豊かなものになります。
自信ややる気をぐんぐん育てる言葉かけをしてあげたいですね♫