どれみフレンズに通う生徒さんは自我が発育する時期真っ只中なことが多く、小さいながらに個性も様々です。
成長の過程でとても大切な時期ですよね!
レッスン中にも
眠くなってぐずり始めてしまい泣き出してしまう、
何もかもが「いや!」になってしまう、
目にうつるものに興味津々、先生の言葉は耳にはいっていない様子、
様々なことが日常的に起きます。
危険なことをしようとしている時や、誰かを傷つけようとしているような時は注意をしなくてはならないこともあります。
咄嗟の時でなければ、「だめ!」という言葉ではなくどうしてダメなのか何が危険になるのかを説明し理解してもらえるように目を見てきちんと言い聞かせることが大切だと感じています。
しかし現実はそれで「うん!わかった!」ということばかりではありませんね(^_^;)
もうどうにもこうにも話を聞ける状態にないくらい癇癪を起こしている時は、工夫が必要です。
そんな時レッスンの中でよく成功している対応は、
・少しだけ「譲る」
・キーワードは「今日だけ特別ね!」「秘密だよ♪」
です(^^)
例えば、
子供が教室備品を気に入って離さなくなり、ママが取り上げたことがきっかけで癇癪を起こしてしまった
そんな時・・
大泣きピークの時は少し様子見をしますが、音楽の話で言うならフレーズとフレーズの一瞬の間を見つけた時にすかさず
講師「よしわかった!じゃあ今日だけ○○ちゃんに特別なもの見せてあげる」
といってガサゴソはじめ、
注目してくれたらとても小声で
講師「先生が大切にしている、これみて!」
手の中に大切そうに包んでパァっと開きます。中にはその時の持ち物で可愛い消しゴムや、キーホルダー、何でもどれかひとつ。
講師「今日だけ特別に持っていてもいいよ!レッスンが終わるまでだよ、それがお約束なんだけど、できるかな」
生徒さんは大体頷きます。そうして「秘密ね!」と特別感を演技や声で演出!
文字にしてみると何のこっちゃと笑えるのですが、大体このようなやりとりをするとレッスンに気持ちが戻ってくれることが多いです。
「今日だけの特別で一回だけ先生のお椅子に座ってみる?」
「この秘密の箱の中ほんの少しだけ覗いてみる?」
あたふたしていたママもクスクスっと笑ってくれて、空気が柔らかくなります。
子供の成長期あるあるにもレッスンの中で上手につきあって長く成長をみていけたら、講師にとってそれは今後に生かせる貴重な経験になると感じています。