今日はリズムの読み方・唱え方についてお話します。
例えば、♩この音符を どのように唱えるかは自由です。
具体的には、
「たん」と唱えるか、
「たー」と唱えるか、
「ずん」と唱えるかは、決まっているわけではないですよね。 音符を声で発する時の、言葉を便宜的に決めているという事です。
そして、読み手側の意向で決めています。ちなみに、小学校の音楽の教科書では「たん」と記載されています。では、なぜ他の読み方もあるんでしょう?
より音楽的に捉えた場合に、人によってはニュアンスの感じ方、音楽の方向の感じ方で、発する言葉が変わるという事です。例えれば、日本語で鶏の鳴き声は、「コケコッコー」ですが、英語では、「クックドゥドゥルドゥ」です。このように、同じ鳴き声でも、表現の仕方は変わるのと、同じですね。
個人的には、「たん」の読み方は、子ども達の発音の違いで、弊害が起こりやすいと思っているんです。「たん」という、発音が、「たんっ たんっ」と切って発音しやすく、イメージしていただくなら日本の宴会で良く見られるような、音楽を縦に切った手拍子のように感じてしまう危惧があるからです。
なので、♩を「ずん」「ター」と発音すれば、少なからず、「たんっ」と似たニュアンスは回避できるかと思っています。このように、音楽の横の流れを大切にした上での「リズムの言葉」選択していきたいですね♪