ピアノの導入テキストの1,2ページ目によくある、右手と左手のイラスト。
それぞれの指には番号が書いてあります。
イラストの上に自分の手を重ねて、1本1本指を動かしながら指番号を確認してみよう、という趣旨のものです。
これ、始めたばかりの3歳さんはできると思いますか?
もちろん個人差があるのでできることもありますが、難しい場合がほとんどです。
ピアノを始めたばかりの小さな子にとって、指1本1本を独立して動かすことはとっても難易度が高いのです。
なぜ?
子どもは体の部位が細分化されておらず、独立して小さなパーツを動かす準備ができていません。
3歳くらいの子に「右の肩だけあげてみて」と言うと両肩が一緒に上がっちゃう子がほとんど。
なので、
体の大きい部位→小さい部位
と順を追って動かす経験をし、細分化してあげましょう。
例えば
頭・肩を動かす
↓
腕、手首だけを動かす
↓
右手・左手の把握
↓
指1本1本を動かす
このように大きい部位→小さい部位を徐々に動かすことを「遊びながら」やっていきましょう。
難しい課題は急がば回れ、少しずつステップを区切っていってくださいね♪