「認知特性」って言葉聞いたことありますか?
簡単に言うと、外から得た情報を脳の中で理解・記憶して、表現する能力のこと。
人によって、この情報処理の方法が少しずつ違うんです。
まず1つ目は「視覚優位」といって、目で見た情報を処理することが得意なタイプ。もう1つは聴覚優位で、耳から情報を得て処理することが得意なタイプのこと。
これ、どっちの方が良いと思いますか?実は両方がバランスよく備わってるとピアノもぐんぐん上達しちゃうんです!
大切なのは、それぞれの強みを理解して、お子さんはどっちのタイプなのかを知り、足りないところをカバーしていくことです。これはピアノだけじゃなく、お勉強でも生かされそうですね♪
まず視覚優位さんがピアノで得意なことは「読譜・初見(はじめて見た楽譜を演奏すること)」です。音の連なりを映像で見るのも得意なタイプですね。
反対に視覚優位さんが苦手なのは、暗譜。楽譜の情報をもとにしているので、それを取り去られるととっても不安になります。楽譜を読むことにウェイトが高くなっているので自分の奏でた音をもう1度聴き直す意識も少し薄いかもしれません。
そんな視覚優位さんをバランスよく聴覚優位にしてあげるには「聴奏」を取り入れることがおススメ♪
先生が手元を隠して弾いたものを真似っこしましょう!音そのものを真似するだけでなく、音の中のニュアンス、例えば、アクセント・音の切り方・レガートなどを細部にわたってマネすることで、自然に耳から情報をキャッチする習慣がつきますよ。
発表会で暗譜が必要な時も、2小説楽譜ありで弾く→楽譜をとって弾いてみる。次はこれを8小節にしてみる…と少しずつ楽譜から離れていきましょう。「間違っても良いからチャレンジしてみよう!」と励ましながらやってみましょう。
お家でも、楽譜は隣に置いて弾く→わからなくなったところはもう一度見る→また隣において弾く…この方法でちょっとずつトライしてみましょう。
聴覚優位については、また次回お話しますね。
視覚優位・聴覚優位それぞれの強みを生かしたピアノレッスンについて
YouTubeでもお話しています。ぜひチェックしてみてくださいね!
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愛されピアノ教室プロデューサー大部真美YouTube「