4、5才の生徒さんや小学校低学年の生徒さんは、講師との親睦が深まるほど身の回りの様々な出来事をお話ししてくれます。ピアノではなく一緒に遊びたいんだねと思えるような言動があったりもします。
そのような生徒さんの保護者の方からは
「子供は先生のことが大好きなんです」
「このレッスンの時間をすごく楽しみにしているんです」
と嬉しい言葉をいただけることも。
この良好な関係性のままでレッスンに集中してくれる時間が増えたらいいなと願います。レッスンの時間やピアノ、先生のことが大好きな気持ちを持ち続けてもらいながらピアノのテクニックも上達していって欲しい♪
その為の工夫としてレッスンに取り入れたのは
レッスン内の「時間割円グラフ」です。
この円グラフを上手に活かす為に必要なことがあります
・子供の目から見てもわかる書き方、内容にして説明をする
・講師と生徒で時間を予め把握し、途中確認できるようレッスン中もすぐ手に取れる場所に置く
実際にこの円グラフを取り入れる時、子供にわかりやすい言葉を使いどんな目的でグラフを作るのか、これを続けるとどうなっていくのかを説明し、一緒に作戦を実行していくようなスタンスで取り入れました。
そうすると、子供達は合間に時計をみてどんどん時間が進んでいくのを体感し、少し焦りも感じながら集中してくれるようになりました。
「時計」は特に小さな子供達にとってはリアルタイムで学校でも学習中のため、興味を持って気にかけてくれますし、小学生になると「時間割」に基づいて行動することが日常になっています。
時間ぴったりに次の目的に進めることができたときは、
「時間ぴったりにできた!」
と生徒さんは満足そうに喜んでくれました。
これまでお話が多かったり、他のことに目がいってしまう生徒さんのレッスンでは大きな良い変化をもたらすことができました。
集中力のある小学6年生の生徒さんでも時間割を作ってみたところ、これまでよりもメリハリがつきレッスンに対し積極性が生まれてきたように思います。
時に説明などが必要で決めていた時間をオーバーしてしまう時は、具体的に
「今日はこの部分の時間を延長しようか!」
と話し把握してもらいます。
円グラフでの時間割は、お家での宿題やピアノ練習でも生徒さんの性格によっては良い効果をもたらすかもしれません♪