「非認知能力」という言葉を聞いたことがありますか?
非認知能力とは勤勉性、積極性、忍耐力などといった数値では図りにくい能力のことを言います。それぞれ個人が様々な手段で自由にアピールできる現代において、この非認知能力はとても重要な能力とされています。
その能力を育む方法の一つとして「ピアノ学習」が良いと考えられているのです♪
どのような能力が育まれていくのか、一つの曲が思い通りに弾けるようになるまでの経過で考えてみましょう。
まず楽譜からこれまでに学習したリズムや、音符を読み取ります。それを一定のテンポに乗せて演奏をします。
弾いている最中、テンポに音を乗せる為に少し先の音符を目で追っています。
それは頭の中に短期的に記憶され、正しく弾こうという思いからとても集中している状態になっています。
楽譜の音符は次へ次へと進んでいきます。指がいつも思い通りに動くというわけでもありません。
そんな時正しく弾けない部分的箇所を弾けるようにするための練習をおこなうことで乗り越えよう、やり抜こう!という思いから技術的に進歩します。
そして、出来た時の達成感と自信が次の課題への意欲につながります。
この一連の流れの中で「やり抜く力(グリッド)」「困難を乗り越える力(レジリエンス)」が高められているのがわかります。
他にも集中力や忍耐力も身についていくと考えられます。
ピアノを続けていくと、自分にとって難しい箇所はどのような練習をすべきか、自分なりに困難の対処の仕方を探るようになっていき、解決法をこれまでの経験から見つけようとします。
それは社会においても同じで諦めずにどのようにやり抜くか!という思考が自然と身についていくと考えられており非認知能力の書籍などにも記載されています♪