楽譜を見てピアノを弾くというのは、「音符」を読み進めて音にしていくことです。
その音符の読みが苦手なことを理由にピアノが嫌いになってしまう子供も少なくありません。
音符を読めなくはないけれど、次々に音符を読まなくてはいけないということが面倒になり、音符の読みが苦手な子供にとっては苦行な事になってしまいます。
英語が苦手な人が英語で書かれた本を一つ一つ単語を理解しながら文章を読み進めていくようなものです。先が長く感じるし、楽しさより面倒さが勝ってしまう、それって結構辛いですよね・・
どれみフレンズレッスンでは、ドからスタートでレミファソラシド・・・というような数えるような読み方ではなく、「視覚的」に覚えられるようなレッスンをしています。
音符の場所についてはストーリー性を持たせて覚えやすくしている歌があり、音の並びは階段を使って音が上がる下がるを視覚的に学んでいくことができます。
どれみフレンズを卒業してピアノのレッスンが本格的になってくると5線の中から飛び出した加線の音符も出現し、初めてみる生徒さんが面白そうに驚くことがあります。
始めのとっかかりでは数えてみますが、次第に何本目の線に乗っている音符だから「ミ」など自然と視覚で覚えようとしています。
そして、一つ前にある音符から、一つ音符が高くなっているから「ミ」とも分かるようになっていきます。
その繰り返しの積み重ねで音符を読もうとたり、数えようとしなくてもだんだんと読めるようになっていけることが1番望ましいです♪
ピアノレッスンの生徒さんで、読みにくい音符を読み忘れないように楽譜に鉛筆で読みを書いてしまう生徒さんもいます。
書いたとしてもその時間、苦手な音符に向き合って一つずつ読んだ証拠♪
そんな時は、まず音符の読みを頑張れたことを褒めた上で、
書かなくても楽に読めるようになるために、次の曲ではなかなか覚えられないな!という音符、その同じ音符で一個だけは書いて良い!というルールにしよう!
と伝えています。
厳しい制限はかけず、苦手なものでもちょっとしたクイズのような形にして生徒さんに覚えてもらうことで音符に対してのネガティブな思いは少しづつ
前向きな思いに変わっていきます。
音符を好きになったらピアノがとても楽しいものになります♪