子供の発表会というと、レッスンで習ってきたことをお家に持って帰り練習を積み重ねてきた結果の成長が見れるイベントでもあります。
小学校前、まだ習いたての小さな子に発表会はまだ早いと思う方もいらっしゃるかもしれませんが実は、発表会への参加はメリットだらけです。
「まだ幼いから・・」と思っていても、小さい子なりに本番前はとても緊張をしています。
いつもとは違う周りの様子や、ホールの舞台ということもありますが、この日の為にたくさん練習をしてきた経過があるため、
「間違えずに弾きたい!」
「頑張りたい!」
と思っています。
実際に舞台袖で「よし!頑張るぞ!」と小さな声で言葉にし、自分自身に気合を入れていた生徒さんの姿も見かけました。
そして最大の集中状態で人前に出てピアノを弾き、お辞儀をして舞台袖に戻ってくる・・
一連の流れの中で、大人とはまた違う感覚で緊張と達成感、自信、安心、さまざまな思いが心の中で溢れているようです。
発表会に参加した未就学児さんにどんな気持ちだったか、どう感じたのかを聞いてみると大人が思っている以上に様々な事を思っていたことがわかります。
そして発表会は自分の演奏をすることだけのイベントではなく、他の生徒さんの演奏を聴くことができるイベントでもあります。
どんな演奏、曲が印象的だったかを聞いてみると、
「知っている曲があった!面白かった」
「可愛い曲だったから次にあの曲が弾きたい!」
などの感想がありました。
ピアノに対して主体的な気持ちを持つきっかけになったのだと思います。
そして自信がついた為に
「できる!」
と思う事は率先して、鍵盤で鳴らしてみたり音を読んだりする行動が見られる生徒さんもいました。
未就学児さんの発表会参加は今後のピアノへの向き合い方に良い影響を与えるイベントになります。
もしそのような機会があったらぜひトライしてみましょう♪