ピアノを弾くにあたって音符をスラスラ読めることはマスト。
でも、どうしても譜読みでつまずくお子さんも多いですよね。
譜読みが苦手→1人で練習ができない→練習が苦痛→ママも大変…
こんな悪循環に陥る前に、『音符をスラスラ読むために必要な要素』『読めるようになるためのアプローチ方法』これらを知り、お子さんに早くから実践することで自立した練習→ピアノ楽しい!の好循環を作っておきましょう!
まず大前提は1つ1つの音が読めること。1音ずつを読むために、音符の仕組み(音の連なり・線と間が交互にあること)を理解します。
じゃあ『1音ずつが読めても弾けない』のはなんで?それは1つずつの音の連なりが繋がらないからです。これを繋がるようにするためには、『譜面を模様で見られるようにする』のがポイント。この『模様で読む』ためには、必要な要素が3つあるんです。
1つ目は、音と音との関係性が分かる
2番目は、音の連なりを視覚で見て捉える
3番目は、捉えた模様を音の響きとしてイメージする
この3つの要素が全て揃っていると読譜がとってもスムーズに。3つのポイントを細分化してお子さんにアプローチしていきましょうね。
「1、音と音との関係性が分かる」
関係性とは音列のことで、譜面上の音の次の音は、高いor低い?高いとしたら、何の音?音の並びをスムーズに感じることです。
『ドより1つ高い音はレ』
『ミより1つ低い音はレ』
これを全ての音からスラスラ言えるようにしましょう。
順次進行(お隣同士の音)でこれができたら、飛躍進行(一段跳び)で上にドミソシレファラド下にドラファレシソミドと呪文のように言えるようにします。アルファベットの並びと同じように見えるようにするのがポイントですね。
少し進んできたら5度音程にもチャレンジしちゃいましょう。和音で言えばドミソの中のドとソ、ドの5度上はソ、ソの5度上はレ、ファの5度上はド。これが瞬時に言える感覚を養います。
例えて言えば算数の補数の関係に似ていて、足して10になる数を考える時に「7といえば3!」とペアでわかる。これに似ている感覚ですね。
「2,音の連なりを視覚で捉え、模様のように感じる」
例えば、地図を見る時に近すぎると目的地が分かりません。遠くから眺めると目的地への道筋が見えるように、楽譜でも音の連なりを遠い視点から模様として捉える感覚が必要なんです。
ここで「階段楽譜」を幼少期、特に2歳3歳の時に導入しておくと必然的に『音を視覚として捉える感覚』が身につきます。
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「3,捉えた模様を音の響きとしてイメージする」
読んだ音を歌うことで、1つのフレーズ(まとまり)として捉える感覚が
養われます。例えばチューリップの歌を「さ~い~た~」と歌えたら階名唱でも「ド~レ~ミ~」とレガートで歌えるように大人が促しましょう。そうすればフレーズで捉える感覚が養われピアノも変わっていきますよ。
今日お話した内容を、詳しくYoutubeでもお話しています。動画の4:40あたりから、かいだん楽譜を実際にお子さんが使っている様子も収録しました。ぜひチェックしてみてくださいね。
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愛されピアノ教室プロデューサー大部真美Youtube
小さな子が心から楽しむピアノレッスン③ 音符をサクサク読めるために
読譜が苦手な場合、その中の何の部分が苦手なのかな?今回あげた3つの要素の中から苦手な場所を見つけてうまく補ってあげると、効率よく読譜力アップにつながりますよ!
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