オノマトペとは擬声語、擬音語、擬態語の総称です。
例えば、
ニャーニャー(猫)
ガシャンッ!(お皿が割れた音)
プップー(クラクションの音)
ゆらゆら(揺れている様子)
等、よく目や耳にしている物音を言葉にして表すことです。
そのオノマトペをレッスンで講師が使うと子供達は、ワクワクした表情を見せてくれます。
例えばすばやくカードをシャッフルしている時、
「サササッ!シャシャシャッ!!」と言葉にすると、子供達はこれから何が起こる?!と注目の眼差しをしています。
オノマトペを使いながら伝えていくと、生徒さん達は様々な音に興味を持ち、さらにその音が素早い、遅い、の様子等も加わり「リズム」も感じていきます。
ゾウさんが歩くとどんな様子かなぁ?と聞くと、
「どーん、どーん」とゾウの重そうな動きの真似をしながら伝えてくれます。
また他の生徒さんからはクイズを出題されたこともありました。ピアノで高い音ひとつを丁寧にチョンっと軽く鳴らし「先生、今の音は何の音でしょうか!」と。
それは水滴がポチャンっと落ちた時の音を表したのだそうです。
幼い頃から「音」の体験を言葉や体で表現して楽しむ事は、のちにピアノで表現豊かな演奏をする上でとても大切な経験となります。